先物被害全国研究会 「消費者弁護士でよかった。」

しゅんさん

2011年04月04日 19:27

 4月1日、2日と、先物被害全国研究会 沖縄大会が開かれました。
 大震災のあとにもかかわらず、仙台の先生が新人のための初心者セミナーを行われ、
 東北からも参加を得て、200名を越える弁護士の方の参加がありました。
 
  今回は、研究会の特別代表津谷先生の追悼の意を含め、開催できて感慨深いものがあります。
  津谷先生の死は、警察官の対応等、到底納得できないものがあり、悲しみ以上に怒りを覚えます。
 
  津谷先生の追悼文集は、津谷先生の言葉「消費者弁護士でよかった」という言葉が用いられています。
  「消費者弁護士」 つねに弱者の立場にたち、弱者の救済を志し、困難に立ち向かうことが、消費者弁  護士の使命だと感じました。
   巧妙になる消費者被害に、怒りを忘れず、あきらめないで、救済の可能性を追求していく気迫を持ち  続けたいと思います。
   
  16年前に沖縄大会が開催されています。
  そのときにおこなった110番で、沖縄全島で強引な商品先物の勧誘が行われ多くの被害がでているこ
  とが明らかになり、沖縄県警は、神戸の本社まで、捜索差押に出向いています。
  そのとき、神戸大震災がおこり、ガサ入れは不発となりました。
  今回の大会も、東北大震災の後ですが、なにか、不思議なものを感じます。
  
  沖縄でも高齢者の被害が絶えません。 
  低金利で生活不安を抱える高齢者を、貯蓄から運用へと称して、投資と言う名の博打的投機に巻き込む  ことを許す政策は、到底許すことはできません。
  
   「私は、消費者弁護士です」 といえるような研鑽をつんでいきたいと思います。