辺野古訴訟現場進行協議

しゅんさん

2011年10月07日 22:43

 今日は、辺野古アセスのやり直しを求める、訴訟で現地進行協議がおこなわれました。

 現地進行協議は、検証とは異なり、事実上、裁判官が現場を見るという行為です。
 裁判官に現場を見てもらい、今後予想される環境破壊、騒音状況を実感してもらうにも有意義な
 一日でした。
  船で、辺野古漁港から、汀間漁港まで、キャンプシュワーブ沖を通って、珊瑚博物館、青珊瑚、クマノミ城、ジュゴンのえさ場を見た後、飛行経路を確認し、ジュゴンの はみあと を確認しました。

 しかし、米軍による不当な条件付与 は、許せません。

 シュワープ先海域は、米軍の訓練海域として提供されており、今回船を出した場所は、第3制限海域に当たります。
  
   第3区域 は、
     ア. 本区域は、船舶の停泊、係留、投錨及び潜水並びにその他すべての継続的行為を禁止する。
       ただし、本区域の使用を妨げない限り漁業は制限しない。
     イ. 本区域を使用する際は、原則としてその15日前(遅くとも7日前)に予告する。

  とされており、全く米軍による使用もなされていないのに、米軍に許可をもとめて今回の現地進行協議が行われました。

 米軍は、許可をするに当たり、1時間30分の制限時間を加えた上、さらに、船上で写真を写すな との制限を加えてきました。
  軍事秘密があるわけでもないにもかかわらず、不当な制限を付しているのであって、
 司法権行使に対する重大な制限であり、主権侵害であると言わざるを得ません。

 今日の最後の検証は、ジュゴンのはみあと の確認でしたが、終了後、ジュゴントレンチまでシュノーケリングをしました。

 
 今週は、ダイビングできないので、ついつい、シュノーケリングで、大事な目的を忘れてしまいそうでした。

 今日の裁判所による現地進行協議を見据えて、米軍は、シュワーブ との境界の壁に貼ってあった、基地建設反対の旗を撤去してしまいました。
 
 その後には、 米軍が管理しているので、ここに旗を張ると、撤去するぞという脅迫ビラが 1メートル間隔で掲示されました。

 



 こんな要求を米軍に許す日本は主権国家ではない。 主権国家であれば、憲法が国民に保障する表現の自由を最大限に保障するよう、米軍に命ずべきです。