てぃーだブログ › しゅんさんブログ › 何が、主権回復の日?

2013年03月12日

何が、主権回復の日?

 私は、1951年9月8日生まれ、サンフランシスコ講和条約調印の日だ。
 その後、4月28日に条約が発効し、その日が主権の回復の日 なのだそうだ。

  主権回復というのなら、
   何故、日本は占領されたのか、
   日本がアジア諸国に対して、何を行ったのか。
   日本の終戦の日が、アジアの諸国にとって解放記念日とされるのはなぜなのか。
  
  沖縄で何があり、何が行われたのか。 
  
  歴史をきちんと 見据えるべきである。

  日本の主権回復は、「沖縄の切り捨て」によって実現した。

   沖縄では1951年(昭和26年)に日本復帰期成会が結成され、
   わずか3ヶ月の間に有権者の7割の署名(約20万)を集め、
   沖縄群島会議も復帰要請を決議して日米両政府に沖縄住民の意思を伝えたが全く無視された。

   1951年(昭和26年)サンフランシスコ講和条約が締結され、日本は独立を回復したが、
    沖縄だけは引き続きアメリカの統治下におかれた。

  その動機となったものが、「天皇メッセージ」だ。

  沖縄公文書館では、米国国立公文書館から収集した“天皇メッセージ”を公開している。

  http://www.archives.pref.okinawa.jp/collection/2008/03/post-21.html

  天皇メッセージは、

   (1)米国による琉球諸島の軍事占領の継続を望む。

   (2)上記(1)の占領は、日本の主権を残したままで長期租借によるべき。

   (3)上記(1)の手続は、米国と日本の二国間条約によるべき。

    メモによると、天皇は米国による沖縄占領は日米双方に利し、
  共産主義勢力の影響を懸念する日本国民の賛同も得られるなどとしています。

   天皇制護持のための捨て石にされ、20万人を越える住民が虐殺され、天皇制メッセージによって切り捨てられた沖縄、

  沖縄が米軍事支配下におかれていた事すら知らないで、何が、主権回復の日なのか。

  ただ、ここで、「主権回復の日」を目論む人たちの意味が、主権回復を記念するものではなく。
  この日を記念することにより、「復古的日本の復活」を目指すものであることを警戒すべきである。
 
   「憲法改正」を求める本音。
  
   http://www.youtube.com/watch?v=x21PiXfWxSg

    戦争体験者が主導していた自民党と、今の自民党は、全く別の政党になっているよう。
     一昔前の右翼学生運動が権力をもってよみがえったとしかみえない。

    保守派の人たちは、本当にこれでいいのですか。

  こんな歌が流れる時代に逆戻りしないように。

    http://www.youtube.com/watch?v=t5Q5qSBqbfQ
  



Posted by しゅんさん at 22:49│Comments(0)
 
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