混乱に乗じた暴挙
参議院は5月18日の本会議で、憲法審査会の運営手続きを定めた審査会規程を可決、制定した。
平成19年に改憲手続きを定めた国民投票法が成立してから4年、これで、憲法改正原案の審議から国民投票の実施までに必要な制度が整ってしまった。
東日本大地震と、原発の混乱に乗じて、国民的議論もないままに、易々と 制定されてしまった。
参議院審議会規則制定は、憲法改正手続きに関して、国民的議論が保証される、最後の場面だったはずだ。
こんな、重大な問題を、国民の命にかかわる重大な問題が起こっている中で、混乱に乗じて、こっそりとすすめてしまうとは。なんと腹立たしい、情けない。
日本に、民主主義は死滅している。
今こそ、私たちは、自立した市民でなければ。
サイパンの海底には、今も 日本軍の戦車や大砲が沈んでいる。
多くの命とともに。
こんな時代に回帰していいのか。
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