与那国中 反対署名没収 について。

しゅんさん

2011年11月22日 22:49

 与那国中学校で、中学生が進めていた、自衛隊誘致に反対する署名活動用紙を、校長が没収するという事件が
報道されています。

 その後のフォロー記事が出てこないので、心配です。

 校長の行為は、子ども権利条約13条、14条、15条に反する蛮行というほかありません。

 子どもは、監視監督される立場にあるのではなく、表現の自由の権利を有し(13条)思想良心宗教の自由(14条)を保証されます。また、結社、集会の自由が保障されます(15条)

 子ども権利条約に定める児童は、18歳未満のすべての者をいい、一人の人格として、その権利は保証されるのです。
 
 子どもを半人前とか、成育途上であるとかの理由で、自由な発想や活動を制限しながら、その一方で、国の一方的な価値観だけは、これを強要するということは、子どもの思想表現の自由を不当に侵害する違法な行為であると言わざるを得ません。
 
 特定の価値観を押しつける教育がいかに危険なものであったのかは、戦前の皇民化教育、ナチスドイツのヒットラーユーゲントなど、多くの事実が証明しています。とりわけ、沖縄戦では、未曾有の犠牲を強いてきました。

 与那国中校長の行為は、日本も署名している、子ども権利条約に反し、違法な蛮行というほかありません。

子どもは、憲法において、個人として尊重される権利主体ですし、子ども人権協約によって、思想表現の自由の保障される
独立した人格です。

  子どもの権利条約からしても、校長の行為は、明らかに違法な蛮行です。

 がんばれ中学生、権利を行使する彼らを支えよう、父母 そして、おとな たち。


 空港に、こんなポスターが貼られている沖縄は、未だ、沖縄戦はおわっていないのです。

 日本中の空港で、こんな空港がありますか。

 

 
 



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